糖質が美容に及ぼす影響とは…
大切な栄養素である糖分ですがなぜ今糖質制限・高タンパク質の食生活が流行りを生んでいるのでしょうか。
その秘密を探るため今回は記事にしました。
この記事の目次
糖質とは
栄養学的には炭水化物というのは三大栄養素の一つで、重要なエネルギー源です。
みなさん三大栄養素はご存知でしょうか??
炭水化物…ごはん、パン、麺等
:エネルギー減になる。過剰摂取すると脂肪として体内に貯蓄される
タンパク質…肉、魚、卵等
:体内で分解されアミノ酸になる。アミノ酸は筋肉や血液など身体を作る元になる
脂肪…植物油、動物油等
:エネルギー源であるだけではなく細胞膜や脂溶性ビタミンを運ぶ役割がある。
糖質=炭水化物と考えるひとも多いと思いますが
糖質は炭水化物から植物繊維を除いたものを示します。
過去記事より引用⇩
砂糖はこの「糖質」に分類されます。
つまり、体にとってはとても重要なエネルギー源となるのです。
特に脳のエネルギー源は糖ですので、不足すると集中力が続かなくなったり、疲れやすくなったりします。悪者扱いされがちな糖質ですがある程度は摂取すべき栄養素で問題は質と量にあります。
一日に摂取するエネルギーが2,000kcalの場合、50~65%に相当するエネルギー量は、2,000kcal×0.5~0.65=1,000~1,300kcal。炭水化物は1gが約4kcalですから、1,000~1,300kcal÷4=250~325g。つまり一日に250~325gの糖質を摂取することが望ましいということになります。
1日の運動量によって必要な糖質の量は変化するので、まずは自分の消費する糖質量を把握しましょう。
糖質を摂りすぎるとどうなるのか
砂糖を含む糖分は体内に入ると血液に乗って運ばれ「血糖値」が上がります。血糖値が上がること自体は悪いことではないのですが、純粋な糖は吸収がはやく血糖値が急上昇し、さらに下がるのもはやいという特徴があります。つまり乱高下しやすいのです。
これによって血管がもろくなり、メタボリックシンドロームの原因にもなるといわれています。酸素や栄養を運ぶ重要な血管がもろくなってしまっては当然健康美からは遠ざかってしまします。さらに砂糖の摂りすぎは肥満や、細胞の糖化にもつながることから摂りすぎはよくないとされています。
糖化とは
体内でエネルギーとして使われず余った糖質が体内のタンパク質と結びつくことを言い、老化を促進させる物質である「AGEs(糖化最終生成物)」 を作り出してしまいます。
この物質は褐色で硬いのが特徴で、コラーゲンなどに絡みついて、皮膚を硬くしたり、透明感を失わせたりします。
また、カラダが糖化すると、糖尿病や骨粗しょう症を引き起こす原因にもなります。
上手な糖質の取り方
果物にはしっかりと甘みがありますが、どちらかというと美容の味方、というイメージが強いと思います。その理由は果物に含まれている成分にあります。
果物自体にも糖分は含まれていますが、食物繊維も多く含まれます。またビタミン・ミネラルも豊富に含まれているため美容に良いとされています。
食物繊維は糖の吸収を穏やかにしてくれるため、血糖値の急上昇を防いでくれるのです。さらには、抗酸化作用の高いビタミンCやポリフェノールなどを含むものもあることから健康美に対してプラスの働きをすると考えられます。
また、砂糖を使った甘いものは心の栄養となることも確かです。砂糖を選ぶときはミネラルなども含まれるきび糖や黒糖などの精製度の低いものを選ぶほか、食物繊維を一緒にとることを心がけましょう。
また現在は消化吸収しにくい『フラクトオリゴ』という商品があります。
フラクトオリゴ糖は、難消化性のオリゴ糖です。ヒトの消化酵素で分解されないため、
胃や小腸で分解されることなく、そのまま大腸まで届きます。
甘くておいしい砂糖は、質の良いものを選んで上手に摂り、心と体のバランスを整えていきましょう!
引用・参考